岡本太郎と信楽展
岡本太郎と信楽展 開催記録
世界に誇る芸術家・岡本太郎、実は信楽町と深いかかわりがあることをご存知ですか。岡本太郎氏は信楽の持つ大物作りや釉薬などの技術を、数多くの作品に用いています。
代表的な作品のひとつ、大阪万博のシンボルである「太陽の塔」、背面にある「黒い太陽」は信楽のタイルでできているのです!
平成23年は岡本太郎生誕100周年の年であり、また信楽の名誉町民となられて40周年の記念すべき年でした。
これを記念し、また岡本太郎と信楽の関わりを改めて確認する場として
平成23年11月1日から12月3日の期間に信楽町陶芸の森産業展示館において
「岡本太郎と信楽展」
が開催されました。
概要
絵画・彫刻・工芸など幅広いジャンルで、アヴァンギャルドな芸術活動を展開し、既成の概念や価値観に挑み続けた岡本太郎。その精神の根底を揺るがす自由で大胆な表現は、情報と物質が溢れ混迷を深める現代社会に、さまざまな示唆を与えています。1911年(明治44年)に生まれた岡本太郎は、今年(H23)生誕100周年を迎えました。
また、信楽にとっても本年(H23)は、岡本太郎が日本万国博覧会の「太陽の塔」の背面のレリーフ「黒い太陽」を制作し、名誉町民となって40年となる記念すべき年にあたります。国立代々木競技場の陶板レリーフ(1964)を契機に、先の「黒い太陽」をはじめJR岡山駅「躍進」や大塚製薬ハイゼットタワー「いのち躍る」などの仕事を信楽で手掛けました。
信楽での岡本太郎の芸術活動が、滋賀の芸術に与えた影響も少なくありません。岡本太郎に薫陶を受けた若者たちは、湖国を代表する陶芸家として活躍しています。本展では、信楽に現存する原型やマケット、ゆかりの陶芸家の作品などを紹介。信楽との関わりを地元の方々のコメントを交えながら整理し、その業績について再評価することを試みます。
【展示内容】
section1 岡本太郎信楽へ / section2 岡本太郎の陶板レリーフ /
section3 坐ることを拒否する椅子 / section4 黒い太陽 /
section5 岡本太郎へのオマージュ ―ゆかりの滋賀の陶芸家たち
【開催概要】
平成23年11月1日(火)~12月18日(日) 滋賀県立陶芸の森 信楽産業展示館
入場無料
主催 : 岡本太郎と信楽展実行委員会
協力 : 財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団
後援 : 滋賀県 滋賀県教育委員会 甲賀市教育委員会 甲賀市観光協会
(社)びわこビジターズビューロー NHK大津放送局 BBCびわ湖放送 e-radio FM京都
KBS京都 FM大阪 FM802 MIHO MUSEUM NEXCO西日本
協賛: キリンビール株式会社